精油の云われ

エレミはフィリピンに自生するCanarium luzonicumという樹木の樹脂から抽出されます。別名は「マニラエレミ」「フィリピンエレミ」とも呼ばれ、樹脂香である点が、ミルラやフランキンセンスと似ています。古代の使われ方はそれらと似ていて、エジプトでは腐敗防止剤として、古代アラビアやトルコでは芳香族材料として、薫香としてもミルラ、フランキンセンス、ガルバナムと一緒に使われていたという云われがあります。香りは他の樹脂香と比べると柑橘系に近い香りで、甘くスパイシーな印象です。
香りが与えるスピリチュアルな云われとしては、満足感、落ち着き、平和な心を経て思いやりの心へとつながるとされます。チャクラの1st,2nd,6th,7thとも対応があると云われます。心を良い状態に導くことから瞑想にも良い精油と言えそうです。ヨーロッパでは南港として使われていたという云われもあります。