PERU
BALSAM
精油の云われ
ペルーバルサムはバニラのような甘い香りがあり、
少しスパイシーさがあることが特徴です。
ベンゾインとも似た強い粘性のある濃いアンバーカラーの精油で、安心感を覚える甘く優しい香りで、
シナモン、クローブ、バニラのまざったような香りがします。
ブレンドを行う場合は、バルサム系のベースノートを
バニラと比べて安価に使うことができる精油となります。
ペルーバルサムという名前は、過去にはエルサルバドルからペルーに運ばれ、
世界に広がったことから、そう呼ばれるようになったと考えられており、
原産を示す名前ではありません。
聖書の時代、ギレアデという約束の地を原産とするバルサム(芳香性のオイル)が非常に高級品で最高の産物とされ、他国への土産などに使われたとされます。
16世紀にはギレアデの香油を手にすることが困難で、代用としてペルーバルサムを使用したと云われます。
民間伝承では、ペルーバルサムのオイルは富と幸福をひきつけ、創造性と夢への努力を促進し、過剰な感情から保護すると考えられてきました。
マヤ文明、アステカ文明、インカ文明では、この木のバルサムを使用して傷を治療し、リウマチ、喘息、風邪の症状を和らげ、ペルーでは、咳を減らし、気管支炎を治療し、発熱を減らすためにバルサムを使用したとされますが、インドでは、出血を止め、虫を取り除き、利尿剤として使用された云われています。
今日、ペルーのバルサムエッセンシャルオイルは、シャンプーや石鹸の香料として、キャンディーや焼き菓子のフレーバーとして、そして感染症と闘い、皮膚の状態を治療し、咳を減らすために薬用に使用されています。
ストレスや不安を和らげるのに役立つ心を落ち着かせるブレンドとしては、ディフューザーでペルーバルサム、ラベンダー、パチュリのエッセンシャルオイルを混ぜ合わせます。
シンプルで落ち着いた空間を作るには、ペルーのバルサム、フランキンセンスをブレンドすると良いようです。
精油名
ペルーバルサム/ バルサムペルー
学名
Myroxylon balsamum var. pereirae
科名
マメ科
抽出部位
樹脂
抽出方法
水蒸気蒸留
原産国名
エルサルバドル
香りの系統
樹脂系。バニラやシナモンを思わせる、温かくスモーキーな香り。
ノート
Base
相性の良い精油
シナモン、クローブ、バニラ、パチョリ、 ブラックペッパー、ラベンダー、 フランキンセンス、シダーウッド、イランイラン
備考
膚刺激性が高く感作性がある・接触性アレルギーを起こしやすいことが指摘されています。直接皮膚に付着する際には注意が必要です。
粘性がとても強く、ボトルのドロップ栓からなかなかドロップしません。ドロップ栓をはずし、爪楊枝などですくうと使いやすいです。
価格:540円(税込)
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